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憲法記念日に思うこと

2015.05.03

戦後70年目の憲法記念日です。
日本国憲法は押し付けられたものなのでしょうか。ずっとある議論です。 「戦争は嫌だ」とさえ言えなかった時代から変わると多くの人は歓迎をしました。しかし、変えたくないと思っていた人もいました。その人たちにとって押しつけであったということだと思います。
GHQ案が米国から出てくることの是非はあったと思います。しかし、日本原案である松本案(1946.2.8.)には、「天皇ハ至尊ニシテ侵スへカラス」と天皇大権を堅持し、貴族院、枢密院も残っていました。また、自由党案、進歩党案も似たりよったりであり、社会党案も踏み込み不足でした。ただ 民間の植木枝盛案はかなり進んだものであり、当時のGHQ民生局マイクロ.E.ラウエル法規課長は根気よく日本国内の案を集め、国民の中にある民主主義への渇望をよく理解していたと言われています。
また、 かってパリ不戦条約時に日本が示した積極的態度(幣原喜重郎外務大臣)を思い出し期待していました。
しかし、GHQ案を提出(1946.2.12.)せざる得なくなったのではないでしょうか。 残念ながら、当時もなお、戦争の反省を十分することなく、根本的な変更をしたくないと考えた権力を持つ人たちがいたということです。
そして、その考えを継承する人たちが、戦後間もない頃から、自主憲法制定を訴え、あの憲法は押し付けだったと主張しているところもあるのだと思います。
日本国憲法は第99条で、この憲法を守り従わなくてはならないのは大臣と国会議員だとうたっています。憲法は、国が勝手なことをしないように縛るものです。主権は国民にあるのです。
本日、憲法記念日を迎えるに当たり、 憲法を守らなければならないのは権力を持つ人たちであることを確認しつつ、この憲法が骨抜きにされないように不断の努力を持って立憲主義を守っていくことを誓いたいと思います。