こんちゃん会報(立憲民主党広報紙号外・党愛知県第3区総支部版)
参院選挙が終わりましたので、1面の原稿を改訂しました。
テキスト
物価高対策 暮らしを守る政治 まっとうな政治を取りもどす!
7月20日に投開票が行われた参議院選挙の結果、自公両党は66あった改選議席を大幅に減らす47となり、非改選75と合わせても参院全体の過半数(125)を割り込みました。今後に向けての決意と展望を近藤昭一議員に語ってもらいました。
拝啓 いつも会報を読んでいただきありがとうございます。通常国会は、野党7党が提出し衆議院では可決された「ガソリン税の暫定税率を廃止する法案」を与党が参議院では採決しないという暴挙の中で閉会し、参議院選挙が7月3日公示、20日に投開票で行われました。
事前には、与党の改選過半数割れを起こせるかが焦点と言われましたが、公示直後から、非改選を含めた与党の過半数割れの可能性が言われだし、結果は、愛知選挙区でも私たち立憲民主党の田島麻衣子候補が二期目の当選を2位で果たし、前回トップだった自民党候補は20万以上を減らし、公明党は議席を失うなど、自公両党は全国で大幅に減らし、議席の非改選75と合わせても参院全体の過半数(125)を割り込みました。
物価が上がるのに給料は上がらないという国民生活の厳しさに対する与党の反応の鈍さは酷すぎます。「失われた30年ではなく、自民党によって奪われた30年だ」と私は言ってきました。国民の皆さんの政権に対する「ノー」の声でした。与党が大きく議席を減らす中、国民民主党や参政党が議席を増やし、新たに議席を確保した政党もあります。ただ、残念ながら、立憲民主党は改選22から横ばいでした。大きな反省が必要です。また、女性の当選者は42人で、過去最多だった前回22年の35人を上回り、選挙区における投票率も3年前の参院選挙と比べ6.46ポイント上がりました。
先の通常国会、2025年度予算については、衆議院で予算の修正が行われただけでなく、参議院で高額療養費制度の限度額アップを止める修正案も可決されるという現憲法下初のことが実現しました。与党側は、高額療養費の限度額アップを、参院選挙後に改めて画策してくるのではと思われていましたが、選挙の結果、それもなくなったと思われます。
先の国会で成立が期待された「政治資金規制法改正」「再審法改正」「選択的夫婦別姓法」も、与党は成立を拒み実現させませんでした。とんでもないことでした。
今後どのような展開になるのか。政治の安定は必要ですが、これからの日本のために、大きな「改革」が求められています。野党が、是々非々で共闘し、「ノー」を突きつけるだけでなく、皆さんと一緒に「イエス」と進めていく政策を提案していきます!
2025年7月22日 衆議院議員 近藤昭一