中道改革連合をめぐる局面を前に―
1.今、問われていること
立憲民主党が中道改革連合・公明党との合流を見送ったことを受け、両党内では「分党もやむを得ない」との声が広がっている。今日の午後には三党の党首会談が予定され、今後の関係のあり方が話し合われる。
しかし、今問われているのは、単に組織の形をどうするかということではない。
私たちは何を大切にし、何を掲げて、これから政治に向き合っていくのか。
そこが問われているのだと思う。
2.向き合わなければならない課題
これまでの歩みを振り返れば、私たちはいくつかの課題に、正面から向き合わなければならない。
第一に、与党に対峙しきれなかったこと。
国家情報会議設置法や皇室典範改正法への賛成など、野党として本来果たすべき歯止め役を果たせなかった場面があった。
第二に、高市政権の暴走を止める側に立ちきれなかったこと。
新潟県知事選や沖縄県知事選(玉城デニー氏不推薦)において、本来取るべき立場を取れなかった。
第三に、どのような社会を目指すのか、もっと明確に語らなければいけない。暮らしの厳しさや格差が広がる現実に対し、「普通に働けば安心して暮らせる社会」「万が一の時にも安心できる社会」という、目指すべき社会の姿を、十分に示せていなかった。
こうした課題を曖昧にしたまま、先に進むことはできない。まず、これまでの歩みを振り返り、何を守り、何を変えていくのかを見つめ直す必要がある。
3.5月25日に自らに誓ったこと
中道改革連合の惨敗について、その責任の一端は自分にもある。公明党との共闘は、政権奪取への思いと高市政権への危機感から選んだ道だった。しかし、結果として立憲民主党が大切にしてきた原則を緩め、野党として掲げるべき政策の軸を弱めてしまった。立党の精神を見失い、組織の大きさ、塊の大きさを優先してしまったことを、深く反省している。憲法、辺野古、原発、そして社会的弱者への攻撃――。「戦争が廊下の奥に立っている」ような情勢の中で、私たちは何を守るのか。私は、リベラルの旗を、もう一度大きく掲げ直す。逃げずに、初心を貫き、抗い続ける。
5月25日、私はそう自分自身に誓った。
4.新たな道へ
これまでの課題と、5月25日に自らに課した誓いを重ね合わせたとき、私が進むべき道は、「中道改革連合」という枠組みの再建ではないと思うに至った。
大切なのは、組織の大きさを第一に追い求めることではない。私たちがどのような社会を目指すのか。その姿を明確な「旗」として掲げ、その旗のもとに、もう一度、市民の皆さんと手をつなぎ直すことだ。
憲法と平和を守り、誰もが安心して暮らせる社会をつくるために、もう一度、立ち上がる。
その覚悟をもって、私は新たな道を歩んでいきたい。
2026年8月31日

